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ウイスキーの豆知識|ウイスキーの種類と特徴、選び方

一時期、消費量が低迷していたウイスキーですが、ハイボールの人気やテレビドラマの影響によって、今や若い人たちからも人気のお酒となっています。しかし、ウイスキーは、産地や製法によって味わいはさまざま。何を選んだら良いのか迷うのではないでしょうか。

そこで今回は、産地によるウイスキーの特徴や選びのポイントを紹介します。

そもそもウイスキーとは

ウイスキーの定義は、国によって異なっていて、原料や製法、塾生年数などが各国毎に規定されています。

日本では、酒税法第3条によって「発芽させた穀類及び水を原料として糖化させて発酵させたアルコール含有物を蒸留したもの」と定義づけられています。

ウイスキーの種類

ウイスキーは、大麦麦芽(モルト)だけを原料にした「モルトウイスキー」と、トウモロコシなど穀類も原料に使っている「グレーンウイスキー」の2つに大きく分けられます。さらに、2つをブレンドしたものが「ブレンデッドウイスキー」です。

「モルトウイスキー」の中でも、ひとつの蒸留所だけのモルト原酒だけを瓶詰したものを「シングルモルトウイスキー」と呼んでいます。

ウイスキーの歴史

ウイスキーの発祥については、アイルランドとスコットランドの2つの説がありますが、はっきりとはわかっていません。

1172年にイングランドがアイルランドに侵攻した際に、すでに穀物を原料にした蒸留酒が飲まれていたという記録がありますが、公式なものではありません。スコットランドでは、1494年のスコットランド王室の出納記録にウイスキーに関する記述が残っており、これが現存する最古の文献と言われています。

世界の五大ウイスキー

世界的なウイスキー生産国であるスコットランド・アイルランド・アメリカ・カナダ・日本で作られるウイスキーを「世界の五大ウイスキー」と呼びます。それぞれの特徴を紹介します。

スコッチウイスキー(スコットランド)

スコットランドには100箇所を超える蒸留所があり、世界で最も生産量が多いのがスコッチウイスキーです。モルトを乾燥させる際に使われるピート(泥炭)から生じるスモーキーなフレーバーが特徴です。

スペイサイド、ハイランド、キャンベルタウン、ローランド、アイランズ、アイラの6つの産地があり、それぞれ製法や味わい、香りなどに特徴があり個性豊かなウイスキーが生まれています。

アイリッシュウイスキー(アイルランド)

アイルランドと北アイルランドで造られるウイスキーがアイリッシュウイスキーです。スコッチウイスキーと異なり、モルトの乾燥にピート(泥炭)を使用しないため、スモーキーではなく華やかな香りが特徴です。

また、スコッチウイスキーは2回蒸留が主流であるのに対して、アイリッシュウイスキーは3回蒸留されることが多いため、まろやかで軽い口当たりになります。

アメリカウイスキー(アメリカ)

アメリカンウイスキーは、アメリカで造られるウイスキーの総称です。広大な国土を持つアメリカでは、さまざまな穀物が収穫されるため、ウイスキーの原料もトウモロコシや大麦、小麦、ライ麦など多様です。

ケンタッキー州で造られるバーボンウイスキーが有名ですが、原料の比率や製法の違いによって、他にもコーンウイスキー、モルトウイスキー、ライウイスキー、ウィートウイスキーがあります。

カナディアンウイスキー(カナダ)

カナダで造られるカナディアンウイスキーは、スムーズで軽い飲み口が特徴です。クセが少なくマイルドな味わいのため、ウイスキー初心者の方の入門におすすめです。

トウモロコシを原料にした、クセがなくマイルドな「ベースウイスキー」に、ライ麦を原料にしたスパイシーな「フレーバリングウイスキー」をブレンドした「ブレンデッドウイスキー」がほとんどです。

ジャパニーズウイスキー(日本)

国産初の本格的なウイスキーは、1929年に発売された「サントリーウ井スキー」です。他の五大ウイスキーと比べて、歴史が浅い日本のウイスキーですが、世界的に高い評価を受けています。

「日本のウイスキーの父」と呼ばれるニッカの創設者「竹鶴政孝」が、スコットランドでウイスキー造りを学んで、その技術を日本に持ち込んだことから、ジャパニーズウイスキーはスコッチウイスキーの流れを組んでいます。

その後、独自の進化を遂げたジャパニーズウイスキーは、繊細で優美な味わいという特徴を持っていて食事にもよく合います。

ウイスキーの選び方

産地によるウイスキーの特徴を理解したら、それ以外のウイスキー選びのポイントを押さえましょう。

飲みやすさ

ウイスキーを普段あまり飲まない方は、飲みやすいタイプのウイスキーを選ぶのがおすすめです。ウイスキーには、スモーキーなフレーバーでクセが強いものから、アルコール度数が60%以上と高いものまで、さまざまな種類があります。

まずは、口当たりの良いブレンデッドウインナーを選んで、ウイスキーの味に慣れましょう。

予算・価格

ジャパニーズウイスキーは、コンビニやスーパーでも手軽に手に入り、日本人に合う味わいのため、いろいろな銘柄を試しやすいでしょう。

しかし、ジャパニーズウイスキーと言っても、1本1,500円未満の手ごろなものから数万円の高価なものまでさまざまです。高いからといって、必ずしも口に合うとは限りません。自分の予算や用途に合わせて選ぶのがおすすめです。

自分に合ったウイスキーを見つけよう

世界の五大ウイスキーの特徴とウイスキー選びのポイントを解説しました。

ウイスキーは、原料や産地、製法、樽、熟成年数などの条件によって、味わいや香りが大きく違います。いろいろな銘柄を試してみて、自分に合ったウイスキーを見つけてみてください。

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