キッチンカーに出店依頼をする際の注意・確認点

野外音楽フェスなどの大きなイベントから、地域のお祭りなど小さなイベントまで活躍するキッチンカー。

しかし、はじめて呼ぶ際にはいくつか注意する点や事前に確認しておきたいことがあります。

そこで今回は、キッチンカーに来てもらう際の注意・確認点についてご紹介します。

「実際にキッチンカーを呼んでみたい！」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

キッチンカーの利用料金に注意！

キッチンカーに出店依頼する際、気になるのが利用料金です。

キッチンカーの利用プランは主に3つあるため、それぞれの違いを理解し予算にあったプランを選ぶ必要があります。

事前にプランの特徴を知っておき、「こんなはずではなかった！」というリスクを減らしましょう。

販売数を買取るプラン

まずは、キッチンカーへ依頼をする側が販売数を予め買取るプラン（商品買取形式）のご紹介です。

商品買取形式では、出張費と販売金額×販売数を合わせた価格がキッチンカーの利用料金になります。

例えば、出張費2万円に加え、600円のお弁当を100食分を事前に買取る場合には、2万円+600円×100食で合計8万円です。

イベントの集客を目的とする場合などに利用されることの多いプランであり、決められた予算のなかでキッチンカー側と販売数をすり合わせる必要があります。

保証金額分を負担するプラン

続いては、キッチンカー側の利益を保証するために依頼した際の売上保証金を設定し、売上が不足した際に差額を負担するプラン（商品保証形式）のご紹介です。

小規模のイベントやはじめて開催するイベントなど、来場者の見込みが定まらない場合などに適応されることが多い形式です。

商品保証形式の例は以下のとおりです。

キッチンカー側が提示する売上保証金が10万円で、当日の売上金が6万円の場合は差額の4万円を支払います。

提示される保証金額が大きく、当日の売上が小さい場合には予算をオーバーすることも考えられるため、売上補償金額は慎重に設定しましょう。

大型イベントは負担額がないことも

多数の来場者数が見込まれる大型イベントの場合、キッチンカー側も大きな利益が見込まれるため、依頼した際の負担額がないこともあります。（通常出店形式）

通常出店形式の場合、大型イベントに参加するキッチンカーは出張費や原価を差し引いても利益になることが多いため、依頼の際は0円です。

なかには、キッチンカー側が出店料を払ってでも出店したいイベントもあり、その場合には出店費用として売上金の0〜15％を依頼側に支払うことがあります。

ただし、保健所への営業許可申請やライフラインの各設工事など、依頼料金以外の部分で思わぬ出費となることもあるので注意が必要です。

キッチンカーの評判に注意！

大小問わず、イベントを主催する際やオフィス街にキッチンカーを依頼した場合、キッチンカーの評判や口コミはイベントにも反映されます。

そのため、キッチンカーが販売するメニューの種類や味などを把握し、イベント参加者が満足できるレベルかどうかを事前に知る必要があるでしょう。

もし、料理のクオリティや接客レベルが満たされていない場合には、呼ぶことにリスクがあるため、別のキッチンカーを見つける必要があります。

また、お客様の満足には提供スピードも重要です。

販売のオペレーションが十分にできておらず、商品の提供が遅い場合にはキッチンカーへの満足度も低く、来場者の信頼も失いかねません。

販売メニューの種類や味、人気や口コミ、販売スピードなどは事前にチェックしておきましょう。

営業に必要な資格の有無を確認しておく

キッチンカーの運営では、営業許可や食品衛生責任者などの資格が必要です。

しかし、悪質な運営元では資格なしで営業を行っているキッチンカーもあります。

依頼している最中に必要な資格のないキッチンカーであることが判明した場合、依頼した側も営業停止処分を課せられることも考えられます。

そのため、依頼する前には必ず営業に必要な資格を保有しているか確認しましょう。

価格やメニューだけでなく、信頼して依頼できるキッチンカーを選ぶ必要があります。

事前にチェックしてトラブルを回避しよう！

今回は、キッチンカーに来てもらう際の注意・確認点についてご紹介しました。

キッチンカーの利用料金の形式は主に3つありますが、イベントの規模によってはキッチンカー側から定められたプランが適用されることもあるでしょう。

小規模のイベントでは数万円ほどの料金ですが、イベントの規模が大きくなると利用料金が大きくなることも考えられるため、慎重に選びたいところです。

また、キッチンカーの評価はイベントの評価にも直結するため、料理や接客の質の良いキッチンカーを選ぶ必要があります。

「キッチンカーを呼んでよかった！」と思えるよう、注意・確認点はしっかりチェックしましょう。