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コラム

行政が注目!キッチンカー出店の魅力

小さなイベントや余った敷地を利用して人を集めたいときなどにも重宝する「キッチンカー」。

しかし、近年では民間企業や地域団体のみならず、行政もキッチンカーに注目しています。

そこで今回は、行政が注目するキッチンカーの魅力についてご紹介。

「キッチンカーの魅力はなに?」「行政のキッチンカーの使い方はどんなもの?」といった疑問をお持ちの方も、ぜひ参考にしてみてください。

行政が注目したキッチンカーの魅力

なぜ今、行政がキッチンカーに注目しているのか。

2020年2月に猛威を振るった新型感染症の流行以降、行政がキッチンカーを公募する機会も増えたことに着目し、ここでは行政も惚れたキッチンカーの魅力についてご紹介します。

密を避けられる

キッチンカーや移動販売車のような販売方法は、基本屋外であるため「密」を避けられます。

そのため、キッチンカーは感染拡大を恐れる行政や感染を恐れる住民ニーズに応えていると言えるでしょう。

大きなイベントができない期間が長く続く中で、住民が楽しめる小さなイベントとして、キッチンカーの出店を取り入れました。

公園などの公共空間での出店を募集し、毎年規模を大きくしていった自治体もあるほど、キッチンカーは行政や地域住民から人気があります。

街をにぎやかにする

緊急事態宣言後も感染防止は継続され、出勤だけでなく休日の外出も減少した街は、とても静かな印象ではなかったでしょうか。

人が少ない街は、「さみしい」そんな印象を受けます。

そこで自治体は「活気のある街を!」「再びにぎやかな街を!」といった意図からキッチンカーに目を付け、誘致を開始。

グルメを目当てに外出するファミリー層から、料理の手間を減らしたい主婦層、買い物の負担を減らしたい高齢者層まで、キッチンカーは各世代のニーズを捉えていることから、自治体は各地でキッチンカーの誘致が広がりました。

親しみのある公園づくり

行政が行うキッチンカーの募集では、公園での出店が目立っています。

緊急事態宣言中は感染拡大防止に伴い、遊具の使用を禁止していたり、職員が公園をパトロールする自治体もあり、公共の場である公園も物々しい雰囲気に。

さらに、緊急事態宣言が明けてもなお、公園では「密」を避けられる緑地であるオープンスペースの需要が上がっています。

そこでいくつかの自治体はコロナ前のように、またはさらに親しみのある公園づくりとして、キッチンカーの誘致を開始しました。

各国が規制を緩和し、コロナが収束しつつある2023年に入ってからは、公募の数は落ち着いていますが、今後も行政がキッチンカーを募集する数は以前よりも多いことでしょう。

各自治体のキッチンカーに関する取り組み

実際、行政ではどのようなキッチンカーに関する取り組みを行っているのでしょうか。

以下では、東京都江戸川区・杉並区、大阪府豊中市の取り組みについてご紹介します。

東京都江戸川区

葛西臨海公園など、魅力のある公園が多い東京都江戸川区では、キッチンカーの募集を行っています。

募集を行う理由は以下のとおりです。

“区立公園等のスペースを活用した魅力づくりの一環として、キッチンカー(移動販売車)(以下、「キッチンカー」と称す)を利用した飲食販売を行い、利用者の利便の向上と公園等の魅力を高めることを目的として、キッチンカー事業者を募集します。”(引用:江戸川区役所HP|キッチンカー(移動販売車)事業の募集について

キッチンカーの出店募集を継続している江戸川区では、気軽にケバブサンドやインドカレーなど多国籍なグルメが楽しめます。

東京都杉並区

杉並区では、以下の目的のためキッチンカーを継続的に出店しています。

“区立公園における公園の魅力向上・にぎわいの創出を図ることを目的として、事業者による移動販売車(キッチンカー)を利用した飲食物の販売を行っています。”(引用:杉並区役所HP|移動販売車(キッチンカー)を出店する公園

毎月キッチンカー出店表が公開されるため、お目当てのグルメを目指し外出するのも楽しいでしょう。

2023年3月は「下高井おおぞら公園」と「桃井原っぱ公園」の2ヶ所での出店が予定されています。(参考:杉並区役所HP|令和5年3月キッチンカー出店表

大阪府豊中市

大阪府豊中市では、社会実験として2020年8月と11月にキッチンカーの募集・出店を行っています。

また、2021年1月以降コンスタントにキッチンカーの出店場所を拡大し、2021年12月をもって実験を終了しました。

さらに、実験結果をもとにした4つの公園に関しては、2022年4月までキッチンカーでの販売を行い、結果的に1年半以上の実験を行いました。

(参考:豊中市役所HP|(実施場所の拡大) 公園・住宅団地へのキッチンカー提供の社会実験の実施概要|実施内容・実施期間・場所

元気な街づくりに貢献するキッチンカー

今回は、行政が注目するキッチンカーの魅力についてご紹介しました。

2020年の緊急事態宣言以降、飲食店は休業を、国民は外出自粛や感染防止対策を余儀なくされ、イベントやお祭りも数年間中止されました。

そんななか、各自治体では地域の活性化を促すため、「密」を避けられるキッチンカーの誘致を開始。

今では、にぎやかで元気な街づくりのひとつとして、キッチンカーが需要を高めています。

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