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ブランデーの基礎知識|ブランデーの種類やランク、特徴、飲み方を紹介
高級なお酒のイメージがあるブランデーですが、どのような特徴があるのかご存じですか?見た目がウイスキーと似ているため、違いがわからないという方もいるかもしれません。
本記事ではブランデーの基礎知識として、ブランデーの原料や種類、産地、飲み方などについて解説します。
ブランデーの基礎知識
ブランデーには高級な銘柄が多いため、ウイスキーと比べると飲む機会は少ないのではないでしょうか。ブランデーとウイスキーの違いを解説します。
ブランデーの原料
ブランデーは、果物が原料の蒸留酒です。代表的なのはブドウですが、リンゴや洋ナシ、サクランボなどさまざまなブランデーがあります。
ブランデーとウイスキーの違い
ブランデーとウイスキーは同じ蒸留酒で見た目も似ていますが、原料や製法が大きく異なります。先ほど述べた通りブランデーの原料は果実ですが、ウイスキーの原料は麦やトウモロコシなどの穀物です。
果実を発酵させた果実酒を、蒸留して樽に詰めて熟成させたものがブランデーです。一方で、ウイスキーは、穀物を糖化・発酵させて蒸留し、樽で熟成させたお酒です。
ブランデーの選び方
ブランデーには、原料や産地、熟成度合いによってさまざな種類があります。
ブランデーの種類
■コニャック
コニャックは、フランスのコニャック地方で作られるブランデーです。原料には、ユニ・ブラン、フォル・ブランシュ、コロンバールなどのブドウが使われます。ヘネシーやレミーマルタン、カミュなどの銘柄は日本でも人気です。
■アルマニャック
アルマニャックは、フランスのアルマニャック地方で作られるブランデーです。原料はコニャックと同じく、ユニ・ブラン、フォル・ブランシュ、コロンバールなどのブドウです。
コニャックが連続式蒸留器で2回蒸留して作られるのに対して、アルマニャックは蒸留1回が一般的なため、コニャックと比べると野性味のある味わいが特徴です。
■カルヴァドス
カルヴァドスは、フランスのノルマンディー地方で作られるリンゴを原料としたブランデーです。フルーティーで甘い味わいが特徴です。ノルマンディー地方以外で作られたものは、カルヴァドスの名称が使えずアップルブランデーと呼ばれます。
熟成年数によるランク
ブランデーは、熟成度合いによって「VS」や「VSPO」などのランク分けがされています。このランクは、コニャックとアルマニャックとでは基準が異なり、次のようになっています。
■コニャック
スリースター:熟成2年~
VS:熟成4年~7年
VSOP:熟成7年~10年
ナポレオン:熟成12年~15年
XO:熟成20年~25年
オルダージュ、エクストラ等:XOよりクオリティが高いもの
■アルマニャック
スリースター:熟成1年~
VS:熟成2年~
VO:熟成4年~
VSOP:熟成5年~10年
ナポレオン:熟成5年~12年
XO:熟成20年~30年
ブランデーの飲み方
ブランデーの美味しい飲み方について紹介します。
ストレート
ブランデーの飲み方では、ストレートが基本と言われています。ブランデーの香りや味を楽しむため、ゆっくりと時間をかけて楽しみましょう。ストレートで飲むときは、18〜20℃が適温です。ブランデーを熟成させる温度より、少し高い温度が一番香りが立つそうです。
オンザロックス
ストレートが基本のブランデーですが、飲み方を変えると違った味わいがあります。グラスに大き目の氷を入れて、ブランデーを注いで飲むオンザロックスは、冷たいお酒が好きな人におすすめの飲み方です。氷が溶けるにつれて変化する味わいが楽しめます。
水割り、ソーダ割り
ストレートやオンザロックスでは、アルコールが強すぎるという方には水割りやソーダ割がおすすめです。氷の入ったグラスに、好みの量のブランデーを注ぎ、水や炭酸水で割りましょう。ブランデーの水割りは「ブランデーアメリカン」、炭酸水で割ったものは、「ブランデースプリッツァー」と呼ばれます。
ブランデーのカクテル
ブランデーはカクテルのベースとしてもおすすめです。定番のブランデーカクテルを紹介します。
■サイドカー
ブランデーベースで一番ポピュラーなのがサイドカーです。ブランデー30ml、ホワイトキュラソー15ml、レモンジュース15mlをシェイクして、カクテルグラスに注ぎます。
■ブランデージンジャー
ブランデーをジンジャーエールで割っただけのシンプルなカクテルです。ブランデーはジンジャーエールの甘みと相性が良いので女性にもおすすめです。
■ニコラシカ
ニコラシカは、口の中で作るカクテルです。ドイツのハンブルクで生まれました。リキュールグラスの9分目までブランデーを注ぎ、砂糖をのせたレモンスライスをグラスの上にのせたら完成です。
飲み方は、まず砂糖がのったレモンを半分に折って、口に入れかみしめる。甘酸っぱい味わいが口の中に広がったところで、ブランデーを口に流し込みます。
気軽にブランデーを楽しもう
高級なイメージがあるブランデーですが、解説したとおり熟成年数によっていろいろなクラスがあり、お手軽な価格で購入できるものもあります。
ストレートで飲むのが基本ですが、強いお酒が苦手な方は、水割りやソーダ割り、カクテルなどの飲み方で、ブランデーを楽しんでみてください。
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