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テキーラの基礎知識|テキーラの原料や製法、種類、おすすめの飲み方などを紹介

メキシコを代表する蒸留酒「テキーラ」は、ウォッカ、ジン、ラムとともに「世界の4大スピリッツ」に数えられるほど人気のお酒です。日本でも、テキーラ専門店ができるほどすっかりおなじみ。

本記事ではテキーラの基礎知識として、テキーラの原料や語源、歴史、種類、おすすめの飲み方などについて紹介します。

テキーラの基礎知識

メキシコが産地であることから、テキーラはサボテンから作られるお酒というイメージがあるようです。しかし、テキーラの原料はサボテンではありません。

テキーラの原料と製造方法

テキーラの原料は、「アガヴェ」という竜舌蘭(リュウゼツラン)の仲間の植物です。サボテンのような見た目をしていますが別の種類の植物で、テキーラに使うのは、鋭い葉の根元にある「ピニャ」と呼ばれる球茎の部分です。

アガヴェは150〜200種類あると言われていて、その中の一部の品種からお酒がつくられています。テキーラは、認定機関の規定でメキシコ国内の限定された地域で生育した「ブルーアガヴェ」を、51%以上使用しなければならないと定められています。

収穫されたピニャは蒸留所に運ばれて、でんぷん質を糖分に変えるために蒸気圧力釜などで加熱されます。そこから搾りだした液を発酵、蒸留してテキーラが作られます。

テキーラの語源と歴史

テキーラの名前は、メキシコのハリスコ州にあるテキーラという村に由来します。この村を中心に、良質なブルーアガヴェが栽培されていて、この地域で収穫されたブルーアガベを使った酒がテキーラと呼ばれています。

16世紀には、すでにテキーラは作られていて、最初のテキーラ工場が建てられたのは1600年です。1873年にはヨーロッパに輸出されたという記録が残されています。

テキーラの種類と特徴

テキーラには、原料や熟成期間、産地などによっていろいろな種類があります。

原料による分類

副原料を使わず、アガヴェを100%使用して作られたテキーラが「100% De Agave(100%・デ・アガヴェ)」です。最近では、プレミアム・テキーラとも呼ばれます。アガヴェ本来のフルーティーな香りや甘さが特徴です。

アガヴェを51%以上使用して、砂糖やフレーバーを加え発酵させたものは「Mixtos(ミクスト)」と呼ばれます。「100% De Agave」と比べると、リーズナブルな上、飲みやすいのでテキーラが初めてという方におすすめです。

熟成による分類

樽で熟成させない、または60日以内の短期熟成のテキーラを「Blanco(ブランコ)」と言います。見た目が無色透明なことからシルバーとも呼ばれます。クセのないスッキリとした

味わいが特徴です。

「Reposado(レポサド)」は、テキーラの原酒を60日〜1年熟成させたものです。薄い琥珀色をしていることからゴールドとも呼ばれます。最もポピュラーなテキーラで、バランスが取れた味わいです。

1年以上熟成させると「Anejo(アネホ)」、3年以上熟成させたものは「Extra Anejo(エキストラ・アネホ)」です。長期間熟成させたことで、深いコクと味わいが感じられます。

テキーラの飲み方

テキーラを美味しく味わう飲み方を紹介します。

ストレート

「100% De Agave」のテキーラは、まずストレートでアガヴェ本来の香りや甘さを味わってみましょう。軽く冷やして飲むのもおすすめです。

オン・ザ・ロックス

テキーラのオン・ザ・ロックスは、アメリカで人気の飲み方です。ストレートより、まろやかな味わいで、氷が溶けるにつれ、さらにまろやかになります。

コールドショット

コールドショットは、テキーラをボトルごと冷凍庫に入れるか、氷を一杯に入れたクーラーでキンキンに冷やす飲み方です。よく冷えたらショットグラスに注いで、のどに流し込みます。暑い日におすすめの飲み方です。

テキーラを使った人気のカクテル

テキーラは、他の素材との相性が良いのでカクテルのベースにも最適です。

マルガリータ

マルガリータは、テキーラベースのカクテルの定番です。テキーラ30ml、ライムジュース15ml、ホワイトキュラソー15mlをシェイクして、縁に塩をつけてスノースタイルにしたカクテルグラスに注ぎます。

テキーラサンライズ

ローリング・ストーンズのミック・ジャガーが、メキシコツアーで飲んでファンになったということから、世界中に広まったのが「テキーラサンライズ」です。氷を入れたグラスに、テキーラ45ml、オレンジジュース90mlを注いで軽く混ぜます。グラスの底に沈めるように、ゆっくりとグレナデンシロップ10mlを注いだら完成です。

マタドール

マタドールとは闘牛士のことです。氷を入れたグラスに、テキーラ30ml、パイナップルジュース45ml、ライムジュース15mlを注いで軽くかき混ぜます。

ショット以外の飲み方も楽しもう

日本ではショットで飲むスタイルで人気となったテキーラですが、ご紹介したとおりオンザロックスやコールドショット、カクテルなどいろいろな飲み方で楽しめます。

テキーラサンライズやマタドールは、混ぜるだけの簡単なカクテルなので、ぜひご自分で作ってみてください。

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