COLUMN
コラム
キッチンカーはオフィス街から住宅街へ
地域住民だけで行う小さなイベントや、余った敷地を利用して人を集めたいときなどにも呼びたいキッチンカー。
そんなキッチンカーは数年前まで、オフィス街でビジネスマンのランチの手段として親しまれていました。
しかし、現在では主婦層や高齢者まで利用者が増え、住宅街での需要が高まっています。
そこで今回は、キッチンカーがオフィス街から住宅街へ移動した経緯についてご紹介します。
「キッチンカーはなぜ住宅街で人気なの?」「住宅街ではどんなキッチンカーがおすすめなの?」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
オフィス街から人が消えたコロナの時期
2020年2月に猛威を振るったコロナによって、多くの企業でリモートワークが主流となり、オフィス街から人々が消えました。
さらに、サラリーマンやOLのランチ処として親しまれていた飲食店でも、やむを得ず休業をしたお店も多く、出社をしているビジネスマンも外食はできない状況が続きました。
ビジネスマンは、ランチ時も外出しないことから出社している方がいても、「オフィス街から人々が消えた」という状況です。
キッチンカーも、利益がないと運営ができないため、人々がいないオフィス街への出店からリモートワークや外出を自粛している人が集まる住宅街へと移動。
「客が来なければ、自分たちが行く」スタイルです。
そのため、キッチンカーはオフィス街から住宅街へ移動し、地域住民のコロナ禍生活を支えました。
住宅地にキッチンカーを呼ぶメリット
コロナ禍では、住宅街にキッチンカーの需要が広がりましたが、感染症が落ち着きつつある現在も引き続き一定の需要があります。
ビジネスマン以外の利用者が増え、住宅街での認知も増えたことが原因でしょう。
そこで以下では、住宅地にキッチンカーを呼ぶメリットについて解説します。
何気ない日常が特別に変わる
コロナ禍では、お祭りやイベントも軒並み中止となり、日常では外食や会食も減少。
数ヶ月から数年間は、味気のない日々を送った方も多いのではないでしょうか。
そんな中、突如として住宅街に出没するキッチンカーは、何気ない日を特別な日へと変えました。
また、現在のキッチンカーグルメは本格的であるため、外食したかのような満足感も持ち合わせています。
「外食できない代わりにキッチンカーで美味しいものを買って帰ろう」という心理もあり、需要が高まったことでしょう。
地域の交流の場になる
人との関わりが一気に減ったコロナ禍で、住宅街のキッチンカーは人々の交流の場となりました。
マスクを着用し、多くの会話はできないものの、顔と顔を合わせてお互いが元気な姿を見せ合うことで、活力となる方も多くいるでしょう。
キッチンカーが来ることで自然と外に出る機会もでき、引きこもりがちだった日常からの脱却も可能です。
ご近所さんとの「こんにちは」「こんばんは」の一言でも、窮屈だった日常が癒やされる瞬間だったことでしょう。
家事の負担が減る
キッチンカーは、スイーツ系だけでなくお弁当や丼もあることから、昼食や夕食として購入することで、1食分の料理の負担が減ります。
夫はリモートワーク、子どもは自宅学習となると、ご飯の準備は倍以上の労力を使うことでしょう。
さらに、終わりが見えないコロナ禍で大きなストレスとなっていた方もいたのではないでしょうか。
キッチンカーでは、自宅で作る機会の少ないナシゴレンやハンバーガーなどのメニューも多く、「献立が思いつかない」「食事にマンネリしてきた」などという場合にも重宝します。
また、テイクアウトボックスはそのまま破棄でき、洗い物も少なく済むため、家事の休憩にはピッタリです。
毎日利用するのは非現実的ですが、たまに家事を手助けしてくれる存在として、心強い味方だったことでしょう。
買い物の負担が減る
先述したように、料理やお皿洗いなどといった家事の負担も減りますが、主に高齢者の買い物の負担も軽減します。
郊外には、高齢化や人口の減少した地域がありますが、そのような場所にキッチンカーを出すことで「買い物困難者」の需要を満たせます。
現在では、お弁当・天丼・おでん・粉ものなど高齢者にも馴染み深いグルメのキッチンカーも豊富であるため、スーパーのお惣菜コーナーのような感覚で購入可能です。
しかし、キッチンカー側も売上が見込めない場合には出店を渋ってしまうため、小さなイベントとして別の地域からも来客が見込める工夫が必要です。
住宅街におすすめのキッチンカーグルメ
住宅街で販売するメニューは、高齢者にも馴染みのある以下のようなメニューがおすすめです。
- お弁当
- 天丼
- おでん
- 粉もの(たこ焼き・お好み焼き)
さらに、子どもや若者にも人気の以下のメニューも重宝されるでしょう。
- ハンバーガー
- ピザ
- サンドイッチ
夏休みの期間やイベントの期間には、クレープやかき氷といったスイーツ系のキッチンカーも特別感が倍増され、地域住民に喜ばれるのではないでしょうか。
オフィス街でも人々を癒すキッチンカー
今回は、キッチンカーがオフィス街から住宅街へ移動した経緯についてご紹介しました。
世界的に猛威を振るったと言われているコロナは、キッチンカーの需要にも変化をもたらしました。
オフィス街から住宅街へと需要を変えた、キッチンカーは地域交流や個人の負担を軽減するツールとして親しまれています。
老若男女に好まれ、ランチや夕飯のメニューとなる一品は常に重宝されるでしょう。
近年ではキッチンカーグルメのクオリティも上がっているため、住宅街の住民からも喜ばれるでしょう。
こなもんbar IMPACTのキッチンカーを呼びませんか?
キッチンカー出店依頼はこちら